自己破産したら、自宅に張り紙されるって本当なの??

自己破産したら、自宅に張り紙されるって本当なの??

 

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借金が膨らんでどうしようもなくなった場合には、自己破産をはじめとする債務整理などの法的措置が妥当です。

 

 

自力ではもはや借金返済が不可能だからです。

 

 

しかし、色々なイメージから、借金が債務超過状態に陥っているにも関わらず、自己破産になかなか踏み切れない債務者もいます。

 

 

その漠然としたイメージの一つが、よくテレビドラマなどに出てくる自己破産した人のイメージシーンです。

 

 

それらはたいてい、自己破産した登場人物の自宅やタンスなどに張り紙がされています。

 

 

そういったドラマや漫画などで見たイメージというものは思いの他強力であり、脳裏にこびりついて離れません。

 

 

自己破産に対して強固なネガティブイメージが出来上がっているわけです。

 

 

そして、それらの自宅の張り紙を見た隣近所の住民たちが陰でヒソヒソ誹謗中傷して、生き恥を晒し、自己破産した本人のみならず子供などの家族もイジめられたり悲惨な目に遭うといったイメージです。

 

 

こういったことは現実にあるのでしょか??

 

 

自己破産を申し立てて、裁判所からの差押え通知書が自宅やタンスなどにペタペタ貼られるものなのでしょうか??

 

 

それらのネガティブなイメージのために、債務超過の借金地獄に苦しんでいるにも関わらず自己破産に踏み切れないといった債務者が多いとすれば、忌々しきことですね。

 

 

ここでは、以下において、このような自己破産すれば自宅に張り紙が貼られるのか?といった疑問点を中心に考察を進めていきたいと思います。

 

 

 

自己破産を申し立てれば、基本的に自宅に張り紙などを貼ることはできない!!

テレビドラマでは、借金が膨らんで自己破産した登場人物の自宅が差し押さえられ、その差し押さえの張り紙がデカデカと自宅に貼りつけられているシーンなどがよくあります。

 

 

このようなことが現実にあるのでしょうか?

 

 

結論から言えば、自己破産を申請すれば、自宅に差し押さえのや自己破産したことを示すような張り紙が貼られるようなことはまずありません。

 

 

こういったことはドラマだけの話であると考えて良いと思います。

 

 

自宅や、自宅にある家財道具などが自己破産によって差し押さえられ、自宅にはデカデカとその旨の張り紙がされるというステレオタイプのイメージはドラマの脚色が生んだ間違ったイメージです。

 

 

実際には、破産法の第34条や、民事執行法施行令第1条などによって、自己破産をしても、99万円以下の現金や、生活に必要な家財道具は自己破産者の手元に残すことができるように定められています。

 

 

なので、自己破産者の自宅は言うに及ばず、タンスや冷蔵庫などにも、差し押さえの張り紙が貼りつけられてるテレビドラマのシーンは大きなウソなのです。

 

 

そして、自己破産しても差し押さえや、没収が禁止されているものも多く、それらは、民事執行法の第131条に規定が細かくあります。

 

 

簡単に言えば、タンスや冷蔵庫、電子レンジやテレビなども自己破産したからといって、差し押さえされて張り紙を貼られることは無いということです。

 

 

当然のことながら、自宅に張り紙が貼られて、隣近所や通行人の好奇の視線に晒されることもないので、安心してください。

 

 

 

自己破産しなければ、債権者にリアルに自宅に張り紙を貼られることもある!?

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以上のように、多重債務に苦しんでいても、実際に自己破産の申し立てをすればその時点で、差し押さえの張り紙を自宅やタンスに貼られるようなことは無くなるということはわかりました。

 

 

しかし、現実にもテレビドラマのシーンのように、自宅に差し押さえの張り紙をペタペタと貼られ、隣近所に好奇の視線でヒソヒソ陰口を叩かれるような目に遭うこともあります。

 

 

それは、どういうケースでしょうか??

 

 

それは、債務超過に陥って多額の借金があるのに自己破産をせずに、借金をそのままにしているようなケースです。

 

 

この場合には、債権者はかなりの強権を発動することが常態化しています。

 

 

すなわち、債権者は、債務者の財産の差押えの手続きを強行し、それと同時にテレビドラマのように自宅に差し押さえの張り紙を貼りつけます。

 

 

これは自宅に限らず、車や、家財道具、給与や預金口座、積み立て型の預金まで差し押さえの対象になってしまいます。

 

 

法的な手段を取らずに、借金をズルズルそのままにしておけば、このような目に遭うリスクも高まります。

 

 

自己破産や債務整理を行えば、債権者のこのような乱暴な振る舞いは禁止されるので、債権者に先んじて自己破産の申し立てを行うことが肝要だと言えるでしょう。

 

 

 

自己破産した際の自宅の扱いの違いについて

自己破産したら、自宅に差し押さえの張り紙がペタペタ貼られるといったテレビドラマのシーンのように、漠然とイメージでしか知らない物事ってありますよね?

 

 

そのなかの代表的なものが、自己破産したら自宅の扱いはどうなるのか?という点についてです。

 

 

1.自己破産で住居権が侵害されることはない

自己破産申立人の自宅が、持ち家の場合には、それが住宅ローンの支払期間中であったとしても、基本的には資産として見なされるので、破産管財人に差し押さえを受けます。

 

 

その上で破産管財人によって、その自宅は競売にかけられたりして売却され、その代金が債権者に平等に配当されるという仕組みです。

 

 

しかし、実際には、自己破産の申請をしてから、売却が済んで第三者の手にかつての自宅が渡るまでには、相当の時間を要するので、その間は自己破産者は変わらずに自宅に住み続けることができます。

 

 

更に、競売などの落札者が現実に明け渡しを求める場合には、落札者の側が自己破産者が新居に移るのに必要な賃貸借契約料および引っ越し代金を負担することが実情となっています。

 

 

そのために、自己破産者の居住権が脅かされるリスクはけっこう低いものとなっているのが現実です。

 

 

2.自宅が賃貸の場合には引っ越しをしなければいけないということはない

一方、自己破産者の自宅が賃貸である場合には、資産ではないので、差し押さえは無く、引っ越しが必要になるわけでもありません。

 

 

基本的には、自己破産前と同じように、同じ賃貸住宅に住み続けることが可能です。

 

 

しかし、自己破産を申し立てるほど経済的に困窮し追い込まれている債務者の場合には、賃貸住宅の家賃を滞納しているケースも少なくありません。

 

 

このような場合には、大家さんなどが自己破産者が今後も住み続ける(借り続ける)ことを良しとしまいケースも多々あります。

 

 

このような場合には、賃貸と言えども、新しい住居に引っ越して自宅を変える必要も出てくるでしょう。

 

 

 

まとめ

自己破産すれば、テレビドラマのワンシーンによくあるような張り紙が自宅に貼られてしまうのか?といった疑問点から検証を進めてきましたがいかがだったでしょうか?

 

 

あのような自宅や家財道具への張り紙は、自己破産を申し立てていればまずありえないし、禁止されていることがわかりました。

 

 

むしろ、あのような張り紙を貼られるようなケースは、自己破産を躊躇して借金をそのままにした場合に、債権者の強硬手段として起こり得るということもわかりました。

 

 

ですから、テレビドラマの間違ったイメージに囚われず、債務超過で自力での返済は無理だと悟ったら、一刻も早く自己破産の申し立てに踏み切ることが大事です。


 
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