自己破産は自分で申し立てできないの!?自分で自己破産する方法を紹介!

自己破産は自分で申し立てできないの!?自分で自己破産する方法を紹介!

 

自己破産,自分で,申し立て,弁護士

日本でも、貧富の格差はどんどん開いて行ってる世の中です。

 

 

全体から見ればごく少数の安定利権構造を享受できる立場にある者や、年功序列で一律に賃金の上がる公務員以外の中産階級以下では、家計はどんどん苦しくなっていっています。

 

 

加えて、非正規従業員や、派遣社員もどんどん増えていき、これらの労働者たちは「使い捨て」の労働力として安価で保証もないまま労働力を搾取されているのが実情です。

 

 

このような経済的に非常に不遇な立場を余儀なくされている人たちが、生活苦から借金を重ね、それが膨らんで債務超過になって借金地獄に陥ってしまうケースは増える一方です。

 

 

また、近年では、大学時代に貸与を受けていた奨学金の償還が、就職してからもあまりに安い給料の為に困難になり、多重に借金を重ねてしまう、といった悪循環も目につきます。

 

 

これらの人達が、多重債務で債務超過に陥ってしまって行きつく先は、債務整理です。

 

 

中でも、債務返済の義務を免責される債務整理の最終手段である自己破産を検討する人の割合は高いと思います。

 

 

しかし、このように究極まで経済的に困窮して自己破産を考える人の多くは、まったくお金に余裕がない人がほとんどです。

 

 

弁護士事務所に自己破産を相談しに行くにも、無料診断なら良いですが、いざ、自己破産の手続きを進めるいう段になれば、お金が必要になります。

 

 

そのような弁護士費用含めたお金は、カッツカツの多重債務者にはないわけです。

 

 

そんなお金に余裕のない自己破産を考えている多重債務者が、自分で自己破産をやっていく方法を掘り下げて考察していきたいと思います。

 

 

 

裁判所へ自己破産の申し立て

自分で、自己破産の手続きをしようとする場合に、まずしなければならないことは何でしょうか??

 

 

お金にまったく余裕がなく、弁護士費用などもとても用意できないので、自己破産の手続きを独力で始める場合−。

 

 

まずは、破産申立書を、裁判所に貰いに行きます。

 

 

まずは、あなたの住んでいるエリアを管轄する裁判所に電話をしましょう。

 

 

そうすると、裁判所の破産係に来るように言われます。

 

 

指示通りに裁判所を訪れて、破産係の元へ行くと、自己破産のやり方についてのビデオを渡され、別室でそれを観るように促されます。

 

 

それを一通り見終わると、また破産係の元へ行き、2種類の書類を渡されます。

 

 

・「破産の申立を考えている方へ」

 

・「現在の総借入額及び総収入等を記入するチェックシート」

 

 

の2種類の書類に、目を通して記入することを促されます。

 

 

記入が終わり提出すれば、次は対面式の簡単な質疑応答を受けます。

 

 

そして、質問の最後に、本当に自己破産して良いのか?の確認を受けます。

 

 

その最終確認が終わると、「破産申立書」を渡され、記入の仕方を教わります。

 

 

細部にわたって、記入の際の細かい注意点を指導されます。

 

 

裁判所というところは、自己破産以外の訴訟や差押えなども取り扱っているため、待ち時間を含めて約2時間かかると考えていてください。

 

 

 

自己破産を行うのに必要な書類

自己破産,自分で,申し立て,弁護士
ここでは、あなたが自分で裁判所へ行き、自己破産の手続きを行う際に、用意する必要な書類について細かく挙げていきたいと思います。

 

※必須書類
a.住民票

 

b.源泉徴収票もしくは課税証明書

 

c.保有している銀行口座の通帳の全ページのコピー

 

この他にも、該当する人は提出しなければならない、煩雑な書類はたくさんあるので、以下に列挙していきます。

 

 

※条件付き必須書類
・有価証券

 

・事業を営んでいた人の場合→過去2年分の確定申告書のコピー

 

・最近離婚した人の場合→財産分与、慰謝料等の支払い証明書

 

・車検証、登録証明書のコピー

 

・20万円を超えるものを処分した人→契約書・領収書

 

・登録5年以内の車の所有者の場合→車の査定書

 

・保険の解約払い戻し金計算書

 

・保険証券のコピー

 

・不動産所有者の場合→不動産登記簿謄本および固定資産評価証明書

 

・過去に既に破産している人の場合→過去の裁判書類のコピー

 

・賃貸住宅に住んでいる人の場合→賃貸住宅の賃貸借契約書

 

・持ち家、土地を本人が所有している場合→土地・建物の不動産登記簿謄本

 

・これらを受給している人の場合→公的扶助の受給証明書

 

・退職金見込み額証明書

 

・2ヶ月分の給与明細

 

 

該当する人場合は、上記のものを全て揃えなくてはいけないので、面倒ですが、キチンと揃えて出しましょう。

 

 

 

自己破産申請、尋問、免責許可

自己破産,自分で,申し立て,弁護士
上で挙げた自己破産を行うために必要な書類が全て揃えられたら、裁判所の破産係に提出に行きます。

 

 

自己破産申立書に不備が見られた場合には、その箇所に逐一、修正依頼や付箋が貼られていきます。

 

 

そして、訂正しなければならない箇所の説明を受けて、訂正してから再提出してくださいと言われます。

 

 

再提出した後に、問題や訂正箇所が無ければ、「自己破産受理票」が発行されます。

 

 

この自己破産受理票を貰ったら、借金の借入先すべてにこの「自己破産受理票」のコピーを郵送してください。

 

 

これによって、借金の督促や取り立てはできなくなります。

 

 

その後の審尋日に裁判所へ行きます。

 

 

そして、裁判所で尋問を受けるわけですが、紙に名前を書くと、裁判官から申立書について幾つかの質問や内容の確認がなされます。

 

 

これが、約5分ほど続きます。

 

 

一通り終わると、自己破産の免責許可の決定を申し渡されます。

 

 

そして、本日から◎月◎日の間に、異議のある会社は異議申し立てをすることができ、もし異議申し立てがあった場合には連絡する旨を申し渡されます。

 

 

異議申し立てがない場合には、これで破産手続きは終了となります。

 

 

この期間、あなたが自分で自己破産手続きをやろうとして通常、この段までにかかる期間というのは、およそ2〜3ヶ月といったところです。

 

 

免責許可を裁判官に申し渡されると、7年間は自己破産はできないので、踏ん張るように激励されるようです。

 

 

また、公的な金融機関ではブラックリスト扱いになるのを見越した『闇金』などからダイレクトメールで借金の誘いが頻繁に来るようになるので借りないよう警告を受けます。

 

 

自己破産で免責許可決定を受けてるのに、お金を借りられるような業者は100%違法な闇金業者などであって、大変危険です。

 

 

闇金を主人公にした『漫画のウシジマくん』などを見るまでもなく、骨までしゃぶって破産者を食い物にしてやろうという悪魔的な業者しかいないと思ってください。

 

 

絶対に、借りてはいけません。

 

 

 

まとめ

以上、弁護士などに支払うお金が無かったり、経済的余裕などなく、自分で自己破産手続きをやりたい人のために、アレコレ考察してきました。

 

 

やはり、自分で自己破産手続きを行うことの最大のメリットは、費用が安く済むという点です。

 

 

一般的に、弁護士や司法書士に手続きを代行してもらうと、数十万円以上の費用がかかってしまいます。

 

 

自分で自己破産手続きをやれば、これらの人件費が抑えられるわけです。

 

 

デメリットとしては、当然のことですが法律のプロではないので、法的な専門的なことがわからないことです。

 

 

そのために、上で述べたように、面倒な書類を全部揃えた上で、破産申立書を提出しても、種類の細かいところに不備があることが多く、簡単には受理してもらえないということです。

 

 

あとは、専門家に頼んだ方が遥かに楽な点としては、債権者との交渉です。

 

 

自分で自己破産の手続きをやる場合には、借金をしているすべての債権者との交渉や折衝を、全部自分でやらなくてはいけません。

 

 

お金は安く済みますが、こういった精神的に大変な交渉事などを全部自分でやらなくてはならないところに、自分で自己破産手続きをすることの大変さはあると思います。

 

 

とはいっても、債務整理の最終手段として自己破産を考えるほどの人は、本当に切迫した経済状態でしょう。

 

 

背に腹は代えられないので、大幅にお金を節約できる自分で自己破産手続きをする、というやり方は、お金の無い人には大変でもベストな選択肢だと思います。


 

自己破産,自分で,申し立て,弁護士