自己破産後でも持てるETCカードやVISAデビットカードは生活必需品!?

自己破産後でも持てるETCカードやVISAデビットカードは生活必需品!?

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自己破産した人は最低でも5年から10年の間、いわゆるブラックリスト扱いとして信用情報機関に個人情報が記録され続け、当然のことながら、信用情報機関に加入している金融機関とは基本的に取引することは難しくなります。

 

 

具体的には、キャッシングや借金は当然できませんし、ローンを組むこともできません。

 

 

そして、クレジットカードなどは基本的に作ることができなくなってしまいます。

 

 

そして、車を運転する人にはなくてはならなくなったETCカードにも影響を及ぼします。

 

 

ETCカードも、自己破産をすると、信用情報機関においてブラックリスト扱いになるために、個人名義のクレジットカードを作成することが出来なくなるので、ETCカードも同時に作ることができなくなります。

 

 

なので、例えば個人で運送業に従事するトラック運転手などの仕事の人は、個人名義のETCカードを作成出来なくなるということは、仕事に支障をきたす大問題となります。

 

 

高速道路でのETCカードの利用も政府が推進している通り、右肩上がりに増加してきており、すでに高速道路のETC利用率は平成27年度時点で、90%以上となっております。

 

 

また、ETCカード限定の割引や料金制度も普及しているので、仕事で高速道路を利用する人には、ETCカードは必需品となっています。

 

 

しかし、残念ながら、自己破産したい人が他人名義や家族名義のクレジットカードは、ETCカードには利用できない決まりとなっているのです。

 

 

このような場合には、前払いでデポジットするシステムを持っているETCカードを作ることで、何ら問題なく仕事に支障をきたさずに、業務の継続ができます。

 

 

以下では、そのような問題について、掘り下げて詳しく考察していきたいと思います。

 

 

 

自己破産した人に必要なETCパーソナルカードとは!?

前述した通り、多重債務などによる債務超過のために自己破産した場合、金融的な信用というものは0になります。

 

 

特に、銀行をはじめとする、金融取引を行う社会においては、その破産情報は、最低でも5年〜10年の間は保持されていわゆるブラックリスト扱いになってしまいます。

 

 

なので、クレジットカードをはじめとする、あらゆる信用取引が前提となるクレジットカードの作成と利用は当分の間不可能となってしまうわけです。

 

 

車の高速道路の料金の課金支払いなどに利用されているETCカードも、その例に漏れず、自己破産者には使用できなくなります。

 

 

ですが、クレジットカードの一種であるETCカードと違って、自己破産後にも使用できる同等の機能を持つETCカードがあります。

 

 

それが、『ETCパーソナルカード』です。

 

 

ETCパーソナルカードとは、高速道路の運営会社6社が共同で発行しているETCカード同様の機能を持ったカードです。

 

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高速道路の運営会社6社とは、

 

 

・東日本高速道路株式会社

 

・首都高速道路株式会社

 

・中日本高速道路株式会社

 

・西日本高速道路株式会社

 

・阪神高速道路株式会社

 

・本州四国連絡高速道路株式会社

 

 

です。

 

 

従来のETCカードは、通常のクレジットカードと同じ様に与信審査を行った上で発行されるクレジットカードです。

 

 

ですから、信用情報機関に自己破産歴の記録がある人は審査がクリアできず、ETCカードを発行できません。

 

 

それに対して、このETCパーソナルカードはデポジットというシステムを採用しているために、使用者の金融記録に関係なくお金さえ払えば発行できるのです。

 

 

デポジットとは、管理会社に『前もって供託金としてお金を支払うシステム』のことです。

 

 

また、ETCパーソナルカードに供託するデポジットの金額については、毎月の利用金額によって異なってきます。

 

 

有料道路の平均利用月額の4倍の額を、デポジット額として、預託することが条件となります。

 

 

具体的には、平均利用月額が、5,000円未満なら5,000円、10,000円未満の場合には10,000円となります。

 

 

また、ETCパーソナルカードには、クレジットカードとしての機能は無く、純粋に有料道路の使用料金を精算するためのETCカードの機能しかありません。

 

 

しかし、高速道路はじめ有料道路を仕事上どうしても必要な人にとっては、現金払いよりも料金は安くなるし、債務整理したとしても作ることのできる便利なETCカードなのです。

 

 

 

ETCパーソナルカード利用分の支払いについて

ETCパーソナルカードの毎月の利用分の料金の支払いについては、指定口座から自動引き落としになります。

 

 

原則として、それ以外の支払い方法はありませんが、口座引き落としができなかった場合には、払込票が郵送されていきます。

 

 

尚、デポジット額として納めたお金は、あくまでも「預託金」であるので、支払いには反映されません。

 

 

今月の利用は少ないからといって、充分に預託しているから、口座に入金しなくてもいいと思っていても間違いなので、注意して下さい!

 

 

月々の使用料金は、毎月別途に口座に入れておく必要があります。

 

 

ETCパーソナルカードにおける利用可能な額の上限は、デポジット金額の80%となっています。

 

 

具体的には、デポジットとして20,000円を支払っている場合には、1ヶ月で利用できる上限額は、16,000円となります。

 

 

これらの上限を超える額の利用をするような場合には、4倍の計算により、追加料金を支払う旨の連絡が来ます。

 

 

 

気をつけなければならない!ETCパーソナルカードの利用停止

ETCパーソナルカードの使用に際して気を付けなくてはならないのが、平均利用月額の4倍のデポジットを常に担保しなくてはならないという点です。

 

 

例えば、80000円のデポジットの場合には、その上限利用金額である80%相当の64000円以上使ったら、カードは使用停止で使えなくなります。

 

 

またこの場合には、平均利用月額も1/4である20000円を超えれば、更にデポジット額を積み上げて支払わなければ、使用できなくなります。

 

 

更に、この80000円のデポジット額の場合だと、数か月は1/4未満の額(20000円未満)の月使用料だったとしても、ある月の使用料が25000円だったとします。

 

 

その場合には、デポジット額を25000円×4=100000円にするように連絡が来るようようです。

 

 

ですから、この時には追加で20000円をデポジットしなくてはいけません。

 

 

このように、ETCパーソナルカードのデポジットという預託金システムは、けっこうめんどくさい部分も多いのが実情です。

 

 

しかも、デポジット額の枠を超えて使ってしまった場合には、年利で10.75%の延滞金が発生するので、注意が必要です。

 

 

 

まとめ

以上、自己破産した後に、信用情報機関でブラックリスト扱いになるため、ETCカードが作れないことへのカウンター策を考察してきました。

 

 

一切のクレジットカードの類を作れず使えない破産者にとっては、ETCパーソナルカードは非常にありがたいカードだと思います。

 

 

しかし、同時に、デポジットという預託金を余分に収めなくてはならなかったり、煩雑で面倒な面もあることも確かです。

 

 

とはいえ、破産者の中には、個人で運送業を営んでいたり、高速道路の使用が仕事上不可避な人々も多くいます。

 

 

そのような人たちにとっては、利用に際しての注意点さえ肝に銘じて使えば、ETCパーソナルカードはとても有益なものとなるでしょう。


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