自己破産後でも持てるETCカードやVISAデビットカードは生活必需品!?

自己破産後でも持てるETCカードやVISAデビットカードは生活必需品!?

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自己破産した人は、最低でも5年から10年の間、信用情報機関のいわゆる「ブラックリスト」に個人情報が記録され続けます。

 

すると、金融機関でのキャッシング・ローンの利用や、クレジットカードの作成が不可能に。

 

また、ETCカードも作ることができなくなってしまいます。

 

これは運転を仕事にしている人にとって、重大な問題です。

 

しかしこのような場合、前払いのデポジット機能を持っているETCカードを作れば、業務を継続することが出来るので覚えておきましょう。

 

 

自己破産した人に必要なETCパーソナルカードとは!?

自己破産した場合、金融的な信用は0になります。

 

そのため当分の間は、クレジットカードをはじめとした様々な信用取引が出来なくなってしまうのです。

 

高速道路料金の課金支払いなどに利用されるETCカードも、その例に漏れません。

 

しかし、クレジットカードの一種であるETCカードとは別に、自己破産後でも使用可能な、同等の機能を持ったETCカードがあります。

 

それが、『ETCパーソナルカード』。

 

ETCパーソナルカードとは、高速道路の運営会社6社が共同で発行しているもので、ETCカード同様の機能を持っているものです。

高速道路の運営会社6社とは、

 

NEXCO東日本(東日本高速道路株式会社)

北海道・東北・新潟・関東エリアを主に管理

 

首都高速道路株式会社

いわゆる首都高(首都高速道路)を管理

 

中日本高速道路株式会社

中部エリアを主に管理

 

西日本高速道路株式会社

関西・中国エリアを主に管理

 

阪神高速道路株式会社

阪神高速道路を管理

 

JB本四高速(本州四国連絡高速道路株式会社)

神戸淡路鳴門自動車道・瀬戸大橋などを管理

 

です。

 

従来のETCカードは、クレジットカードと同様に与信審査を行った上で発行されていたため、信用情報機関に自己破産歴の記録がある人は審査をクリア出来ませんでした。

 

一方、ETCパーソナルカードはデポジットシステムを採用しているため、使用者の金融記録に関係なく、お金さえ払えば発行出来るのです。

 

デポジットとは、管理会社に『前もって供託金としてお金を支払うシステム』のこと。

 

ETCパーソナルカードに供託するデポジットの金額は、毎月の利用金額によって決まります。

 

有料道路の平均利用月額の4倍をデポジット額として預託することが条件となっており、例えば平均利用月額が5,000円なら20,000円、10,000円の場合には40,000円に。

 

ETCパーソナルカードには、クレジットカードとしての機能はありません。

 

しかし、債務整理した後でも作ることができる、とても便利なETCカードなのです。

 

 

ETCパーソナルカード利用分の支払いについて

ETCパーソナルカードの毎月の利用料金は、指定口座から自動引き落としされます。

 

原則、それ以外の支払い方法はありません。

 

ただし、口座引き落としができなかった場合は、払込票が郵送されていきます。

 

なお、デポジット額として納めたお金は、あくまでも「預託金」であるため、支払いには反映されません。

 

「今月の利用は少ないし、充分に預託しているから入金しなくても大丈夫」という考えはNGです!

 

月々の使用料金は、毎月必ず口座に入金しておく必要があります。

 

ETCパーソナルカードの利用可能額の上限は、デポジット金額の80%です。

 

例えばデポジットとして20,000円を支払っている場合、1ヶ月で利用できる上限額は、16,000円となります。

 

この上限を超える額を利用した場合、追加料金を支払う旨の連絡が来るので注意しましょう。

 

 

気をつけなければならない!ETCパーソナルカードの利用停止

ETCパーソナルカードの使用において注意すべきなのが、平均利用月額の4倍のデポジットを常に担保しなくてはならないという点です。

 

例えば、80,000円のデポジットがある場合、利用金額が上限の6,4000円(デポジットの80%)を超えてしまうと、カードが使用停止となってしまいます。

 

また、平均利用月額の1/4である20,000円を超えた場合も、デポジット額を上乗せしなければ、カードが利用できなくなってしまうので気を付けましょう。

 

ちなみに、普段はデポジット額の1/4の利用で抑えていたとしても、ある月だけ飛び抜けて利用料が高くなってしまった場合、デポジット額を増額するように連絡が来るといわれています。

 

このように、ETCパーソナルカードのデポジットシステムは、けっこうめんどくさい部分も多いのが実情です。

 

しかも、デポジット額の枠を超えて使ってしまった場合、年利で10.75%の延滞金が発生するので、注意が必要です。

 

 

まとめ

クレジットカードを作れなくなった破産者にとって、ETCパーソナルカードは非常にありがたいカードだと思います。

 

しかし、定期的にデポジットを収める必要があるなど、煩雑で面倒な面があることも確かです。

 

とはいえ破産者の中には、高速道路を使わなくては仕事にならない人々もたくさんいます。

 

利用上の注意さえ肝に銘じておけば、ETCパーソナルカードはとても有益で便利なものとなることでしょう。


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